Twitterを始めて、やっと湘南界隈に友人、知り合いが増えたころ
1週間に一度、必ずTL(タイムライン)に出てきたのが
「今日はもうすぐベジコ弁当がやってくる!」
「たまらなく美味しい、ベジコさんの玄米弁当」
などという、ベジコというお店のお弁当を待ちわびるつぶやき、
ありつけた喜び、味を賞賛することばの数々…。
ベジコファンのディクソンホリック オリジナルベジコクッキー いつも作っているとは限りません(笑) |
ベジコとはなんぞや?
どうやら、店舗を構えない移動販売のお弁当屋さんで
無添加のランチが人気だそう。
都内や横浜などのオフィス街でランチタイムのみ移動販売し、
木曜日は湘南地区を配達しているとのこと。
食べたい。
でも、私はフリーランスのライターゆえに
いつなんどき仕事で都内に行くかもわからず、
前々日までの配達予約などとうていできない。
いったいどうやったらありつけるのか、と思っていたところ、
昨年参加したイベントでベジコ号に出会い、
やっと念願のベジコ弁当にありつけました。
ビタミンカラーのベジコ号。 人参のカロチンをほうふつさせ、 栄養がたっぷりとれるイメージ |
都内や地方の音楽イベントなどでおなじみ、 オーガニック移動カフェの honobono号も湘南配達のお手伝い。 |
そのときのメニューは、
確かタイカレーとチキン南蛮だったと記憶していますが
玄米弁当というからには、マクロビ、玄米菜食、ポソポソ…を
イメージしていたのにしっとりとして「ガツン!」とパンチの効いた
一気に元気がでそうなおかず。それでいて、やさしい味。
これはハーフ&ハーフのお弁当 さんまのオリーブオイル煮と たっぷりの生トマトから作ったトマスソースで 季節野菜を煮込んだラタトゥイユが もっちり玄米ごはんの上に乗っています。 ひとつのお弁当になんと14種類の野菜が入って700円! そのほかの詳細は下記に記します |
藤沢の亀井農園で作られた地野菜がたっぷり使われ、
味のしっかりとした惣菜が玄米の強さと口のなかで混ざり合い、
もりもり食べられます。
縁あって知り合った 大阪・枚方市の農家から仕入れている玄米は レンゲ農法で作られており、 栽培期間中は農薬不使用のもの |
プチプチとした食感が残っていること。
ベジコの店主、岡村恵子さんに玄米ごはんを炊く方法を聞くと、
「もみとりを行ってから圧力なべで火を使って炊き、
炊き始めから蒸らし終わりまで2時間かかります」
それを毎朝ひとりで行っているのだから、それは労力もかかるでしょう。
玄米食を始めて20年の岡村さん。 玄米と野菜を食べていたら元気でいられるのを実感し、 それを提供する方法を探っていたら 偶然、このスタイルになっていったといいます |
この日の最後の配達は、辻堂にあるtruck marketへ。
実は店主のキムラミユキさんと出会った昨年の春から
湘南配達を行っている岡村さん。
ベジコ弁当のファンであるキムラさんの応援やTwitterの口コミで
どんどん湘南のマダムたちに広がっていったそうです。
truck market店内で ベジコ弁当をとりに来たお客様としばし歓談。 左手前は店主のキムラミユキさん |
気づいてみたら、ベジコのキッチン&オフィスは鵠沼海岸。
私の家からすぐ近くの場所でした。
そして、このブログを一緒に書いている
和nicoの由美子さんも岡村さんとご近所友達。
一緒にイベントに参加することもあります。
ふたりとも、栄養面、健康面を考えた玄米食を作るプロ。
岡村さんいわく、湘南地域は食の経験値が高い人が多く、
情報発信する人とそれについて行く人が一緒、という特別な場所ゆえに
ここで営業するのは面白いといいます。
確かに、TwitterのTLを眺めているだけでも
週末のイチに出かけたり、産直野菜を買ったり、
食にこだわる人が多い気がします。
それだけに厳しい目で見られていることは確か。
「最初は、ほかほかの玄米とよそいたての野菜たっぷりのスープ、
それだけを販売していました。
一度、すべて箱にパックして販売しなければならない状況があったときに
それだけでは寂しいなと思って
ひき肉をアレンジした料理をご飯の上に乗せてみて…
それがきっかけでどんどんエスカレートして(笑)、
今で2種類のおかずからどちらかを選べるようにしたんです」
ちなみに、6月三週目のランチは…
Aランチ さんまのオリーブオイル煮with玄米ごはん サラダ付き(辛なし)→750円
Bランチ フレッシュトマトのラタトゥイユwith玄米ごはん サラダ付き(辛なし)→650円
Hランチ AとBのハーフ&ハーフ、サラダ付き(メルマガ購読者限定の特別サービス)→700円
ごはん少盛は50円引き ごはん大盛は50円増
今週のスープ 新じゃがのポタージュ 単品300円 ランチとセットなら100円。
ごはんの盛りも決められる、きめ細かいサービス。
よくおひとりでやっているなと思いつつ。
人気メニューは、ひよこ豆のキーマカレーや
鶏肉のバジル炒め、タンドリーチキンなど。
スープは断然トムヤムクン。
なぜかエスニックテイストなのだけど、玄米にあう。
「基本的に食べたいものを作っているだけなのよね。
季節に合わせて自分が食べたいものを作るだけ。
だって、配達が終わったあとに、私も食べるから!」
岡村さんのポリシーは
「玄米弁当を野菜たっぷりのおかずでおいしく食べること」。
いまや、日本列島の食をとりまく状況は必ずしも安全といえないけど
その都度、想いを正直にメルマガに記し、
地元の生産者や販売店と顔と顔をつきあわせて素材を選び、
おいしいものを提供したいといいます。
辻堂のtruck marketの月イチ朝イチでなら、 月に一回食べられる! |
早速食べたくなりませんか?
都内にお住まい、お勤めの方は中目黒、目黒川沿いでどうぞ。
横浜の方は横浜ビジネスパーク&横浜元町配達で。
湘南の方は木曜の湘南配達で。
時間帯、地図などの詳細はコチラ
truck marketの月イチ朝イチなら必ず会える! 今月は6月26日(日)9:00~12:00開催 ベジコ弁当のほか、雑貨、スィーツ 調味料、ときには産直野菜も販売 作り手とコミュニケーションできるのもいい |
ベジコ弁当やおやつを買って、
海岸まで散歩して、砂浜で食べるのもよし、
辻堂海浜公園で食べるのもよし。
近くには、芝生のある八部公園もあります。
小田急江ノ島線鵠沼海岸駅、JR東海道線辻堂駅、
どちらの駅からもちょうどいいお散歩コースですよ。
ベジコは移動店舗のため、今回は地図とデータは
必ず月に一回出店しているtruck marketの地図を貼ります。
夏の間、他イベントなどに出店する場合もあるので
詳細は、ベジコホームページをご確認ください。
ケータリングもやってます。
by chizuru
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